top of page

外国人の不法就労助長 退去強制は「妥当」

  • 2025年7月25日
  • 読了時間: 2分

更新日:2025年8月2日

外国人の不法就労助長とは


 外国人に不法就労をさせた場合、過失がなくても強制的な国外退去(退去強制)の対象とする入管法の解釈が妥当かどうかが争われた訴訟の控訴審判決で、東京高裁は2025年7月24日、「妥当」との判断を示した。その上で、入管による不法就労助長の認定取り消しを求めた外国人女性側の請求を棄却した1審・東京地裁判決(2025年3月)を支持し、女性側の控訴を棄却した。

 

 判決によると、女性は2020年2月、アジア圏から「技術・人文知識・国際業務」の在留資格で来日。関西の人材派遣会社で契約社員として働き、派遣登録を希望する外国人の面接も任せられた。2021年5月に女性が面接し、会社が採用したベトナム人が、実際は技能実習先から行方不明になり、就労資格がない人物だったことが大阪府警の捜査で判明した。


 府警は会社側を入管法の不法就労助長容疑で捜査したものの、女性は不起訴処分となった。その後、入管の調査が始まり、女性は2023年10月に不法就労を助長したとして退去強制の対象と認定された。

 

 刑事罰としての不法就労助長罪は「故意や過失が必要」と規定しているのに対し、行政処分の退去強制にはこうした規定がなく、訴訟では故意や過失がない不法就労助長も退去強制の対象となる法解釈の是非が争点となった。


 女性側は退去強制が制裁的な処分で不利益が大きく、国の解釈は不当だと主張した。


 しかし、高裁判決は1審同様に制度の目的などから「過失不要」とする国の主張を全面的に支持。入管法の規定の文言からすれば、過失がなくても退去強制の理由となる不法就労助長は成立すると判断した。

 

 また、女性の過失の有無も検討。女性は新型コロナウイルス下だったことを理由に面接でベトナム人のマスクを外させて本人確認をしていなかったが、判決は「マスクを外させていればなりすましを認識できた」とし、過失と認定した。




 以上のNEWSですが、新型コロナ感染予防過でもマスクを外させて本人確認を怠ったと判断された事には同情の余地がありますが、偽装在留カード等を考えると厳格な本人確認を怠ったということなんでしょう。今後、在留資格の活動範囲や在留期限は今まで以上に気をつけて外国人を受入する事業者の方には得に留意です。

 
 
 

最新記事

すべて表示
生徒の6割超が外国人の夜間中学、文科省が日本語指導の指針作成…「国が一歩踏み込んだ人材育成の支援を」指摘も

生徒の6割超が外国人の夜間中学、文科省が日本語指導の指針作成…「国が一歩踏み込んだ人材育成の支援を」とは 外国人の生徒が増えている夜間中学向けに、文部科学省は初めて日本語指導のガイドライン(指針)を作成した。母語レベルや学習歴、進学を目指すかなど生徒一人ひとりに合わせた指導計画を作るように提案。専門の知識や経験がない教員でも指導できるよう、校内で連携して取り組むことを求めた。 夜間中学は主に義務教

 
 
 
日本語試験の「偽造合格証」見逃さない…「特定技能」申請者全員の合否、入管が全件照会

日本語試験の「偽造合格証」見逃さない…「特定技能」申請者全員の合否、入管が全件照会とは 日本語試験の合格証明書の偽造対策として、出入国在留管理庁は今年1月から、在留資格「特定技能」の申請者全員の合格状況を日本語試験の運営団体に照会する運用を始めた。従来は一部の照会にとどまり、偽造した合格証で在留資格が認められる事案が問題化していた。同庁は「在留資格制度の信頼性を保つため、厳正に対応していきたい」と

 
 
 
日本への留学生「40万人」で過去最多、ネパールやミャンマー増加…日本語学校など在籍者は初の6割超え

日本への留学生「40万人」で過去最多、ネパールやミャンマー増加…日本語学校など在籍者は初の6割超えとは 日本で学ぶ外国人留学生数が2025年度、過去最多を更新して初めて40万人に達したことが、留学支援事業を行う独立行政法人「日本学生支援機構」の調査で分かった。日本語学校や専門学校の在籍者数は比較可能な11年度以降、初めて全体の6割を超えた。専門家は、日本での就職を目指す留学生が増えていると指摘する

 
 
 

コメント


スリーエー株式会社 

〒651-0083 兵庫県神戸市中央区浜辺通5-1-14 神戸商工貿易センタービル8F
TEL :078-200-6433​  
mail:info@3allc-immigration.com 営業日:月曜日~金曜日(土日祝祭日は除く) 営業時間:9:00~17:00

bottom of page