外国人労働者過去最多とは
県内の事業所で働いている外国人労働者は、去年10月末の時点で9900人で、前の年を1000人以上上回り、これまでで最も多くなりました。
鹿児島労働局によりますと、去年10月末の時点で県内の事業所で働いている外国人労働者は、新型コロナウイルスの水際対策の緩和などにより、9900人と前の年に比べて1020人、率にして11.5%増加しました。
また、雇用している事業所の数も前の年よりも186か所多い2048か所で、いずれもこれまでで最も多くなっています。
国籍別ではベトナムが4601人、フィリピンが1526人、インドネシアが1250人、中国が857人となっていて、食品関係を中心に製造業の雇用が全体の40%あまりを占めています。
在留資格では「技能実習」が5220人と前の年よりも274人減った一方で、人手不足解消につなげようと一定の専門性や技能のある外国人を受けれるため4年前に導入された「特定技能」が1447人と1028人増加しています。
鹿児島労働局では「今後も外国人労働者の増加が考えられるが、事業所向けに研修会を開くなど適切な労務管理を働きかけていきたい」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/20230203/5050021923.html