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道内の外国人労働者、初の5万人超…働き手不足補う、安定確保へ異業種協力も

5月10日
読了時間: 2分

道内の外国人労働者、初の5万人超…働き手不足補う、安定確保へ異業種協力とは

道内の外国人労働者が昨年10月末時点で5万1358人に上り、初めて5万人を超えたことが、北海道労働局のまとめでわかった。10年前の約4倍に増えており、少子高齢化による働き手の不足を外国人が補う構図となっている。


■続く増加傾向

同局によると、道内の外国人労働者の数は長期的に増加傾向にある。新型コロナウイルスの感染拡大で一時鈍化したが、2023年頃から年間7000~8000人のペースで増え、今年も過去最多を更新。15年(1万2372人)の4・1倍となった。

 

同局の担当者は「労働者の人手不足がすぐに解消されるとは考えにくく、今後も外国人の増加傾向は続くだろう」とみる。

 

国籍別ではベトナムが1万3337人と最も多く、全体の26%を占め、インドネシア(1万952人)、中国(6333人)が続く。産業別で最多となったのは製造業(1万2607人)で、全体の4分の1を占め、続いて農業・林業(7287人)、建設業(5832人)が多かった。


■ノウハウ共有

こうした外国人の受け皿となっているのは中小企業だ。外国人を雇用する道内の事業所8854か所のうち、3分の2が従業員30人未満の事業所で、外国人労働者が全体を支える柱となっている。

 

浜頓別町で酪農を行う有限会社「太陽ふぁーむ」は、従業員23人のうち8人がベトナム人とインドネシア人だ。約10年前から外国人を受け入れているといい、担当者は「日本人の働き手が集まらず、外国人に頼らざるを得ない。外国人は安定して働いてくれるので助かっている」と話す。

 

外国人労働者の安定確保に向け、異業種間で協力する動きもある。ドラッグストア大手「サツドラホールディングス」(札幌市東区)は昨年11月、飲食や物流などを手がける6社と連携組織を発足させた。これまでは個別に外国人向けの研修などを実施していたが、人材の定着につなげるためにノウハウを共有し、合同で研修も実施。外国人が安心して働き続けられる環境を整えていくという。


少子高齢化が進む中、道内で働き手の確保を進める重要性は増している。

 

道のまとめでは、65歳以上の高齢者が道全体の人口に占める割合は年々増加。24年は33・3%となり、全国平均(29・3%)より4・0ポイント高かった。一方、24年の生産年齢人口(15~64歳)は、全国平均(59・6%)を下回る56・9%にとどまる。

 

福島大の坂本恵教授(多文化共生論)は「本国への仕送りを目的にする外国人にとっては、円安の影響で実質賃金が減るため、今後は来日を避ける可能性がある。北海道を選び、来て良かったと思ってもらえるような工夫を凝らし、地域で共に生活し働く仲間として受け入れていくことが大事だ」と話している。




 
 
 

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